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豊橋総合動植物公園でゾウの赤ちゃん命名
 └─2011/12/16

 上野動物園より繁殖プログラムのため豊橋総合動植物公園に移動していたメスのアジアゾウ「アーシャー」(34歳)が、2011年9月17日に赤ちゃんを産みましたが,このたび豊橋で命名式とお披露目会がおこなわれました。

・関連ニュース「アジアゾウ『アーシャー』出産当日のようす」

・動画「『アーシャー』出産の瞬間」

 式典の会場となったゾウの運動場には、午前11時の式典開始の前から、すでに1000人を超える来園者やマスコミが集まり、大きなにぎわいを見せていました。

 菅沼総合動植物公園管理事務所長から出産の経緯について説明があり、その後、佐原豊橋市長や土居上野動物園長らが力をあわせて綱を引き、頭上の大きなくす玉を割ると、中から「おめでとう マーラ」と書かれた垂れ幕が現われ、名前が発表されました。

 「マーラ」とはサンスクリット語で「花の冠」という意味です。「アルーナ」(太陽の光)、「アプサラ」(妖精)など10の候補を駐日インド大使に考えていただき、その中から来園者の投票によって選ばれた名前です。

 命名式の次は、いよいよマーラのお披露目式です。幼稚園児たちによる「ぞうさん」の合唱のあと、飼育係に誘導されてマーラが出てきました。

 誕生時には90.5キログラムだった体重も136キログラムとなり、すでにポニーくらいの体格です。現在、母親のアーシャーが育児をしないため、飼育係が哺乳瓶でミルクを与えて育てていますが、この日は時折獣医や飼育係にじゃれつきながら、元気なようすで運動場を歩き回っていました。幼いマーラは鼻が短くて細く、頭から背中にかけて黒い毛がはえ、大人のゾウとはずいぶんプロポーションが違います。
 マーラが運動場に出ていた時間は30分ほどでしたが、今後しばらくは土日祝日に時間を限定して、整理券を配布の上で公開されるとのことです。

豊橋総合動植物公園ウェブサイト

(2011年12月16日)



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