冬眠中の2011年2月25日に生まれたニホンツキノワグマの赤ちゃんが、寝室から出てくるようになりました。かわいい赤ちゃんにぜひ会いに来てください。
誕生日 2011年2月25日(金)
頭数・性別 1頭・性別不明
両親
母親:タロコ(推定5歳)
2006年4月30日 富山県で保護
2006年7月11日 来園
父親:ソウ(推定6歳)
2007年8月23日 長野県で保護
2007年8月24日 来園
誕生までの経緯と赤ちゃんの様子
上野動物園では2006年より毎年ツキノワグマを冬眠させ、その様子を展示しています。2010年の冬はクーとタロコの2頭のメスを冬眠させましたが、2010年夏に2頭ともオスと交尾をしており、冬眠中の出産が予想されました。
冬眠の様子を展示しているクーは2011年2月14日に2頭を出産しましたが、残念ながら赤ちゃんはすぐに死亡してしまいました。タロコについては2011年2月25日に赤ちゃんの鳴き声を飼育担当者が確認しました。タロコの寝室にはモニターカメラを設置していなかったので詳しくはわかりませんが、子どもの鳴き声や授乳音から順調に成育していることがうかがえました。
2011年4月22日にタロコの冬眠が明け、最近になって寝室から赤ちゃんが出てくるようになりましたので、これまでクーを展示していた室内展示場にて親子で公開することとしました。赤ちゃんはすでに一人で歩くことができ、母親タロコの後をついて歩く様子をご覧いただけます。
なお、当園では、冬眠中に出産し子どもが育ったのは今回が初めてのことです。
公開場所 東園クマたちの丘 ツキノワグマ室内展示場
※当面、室内展示場と非公開の寝室を出入り自由としますので、展示場に出ていない場合があります。
※冬眠展示ブースにいるところは、モニターによる映像でご覧いただけます。
※動物の体調によってはご覧いただけない場合があります。
当園での飼育状況
今回の赤ちゃんを含めると、当園のニホンツキノワグマは、4頭(オス1、メス2、性別不明1)となります。
(2011年05月26日)
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