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ニシツノメドリが見やすくなりました
 └─2011/01/07

 上野動物園西園のニシツノメドリ展示室は、観覧側正面に3枚の大きなガラスを使用しています。長年の汚れがこのガラスについてしまい、動物が見づらくなっていたので、2010年12月20日から24日の間にガラス面の研磨作業をおこないました。おかげで、研磨した後は、ツノメドリの姿が鮮明に見えるようになりました。

 この研磨作業をおこなうにあたり、ツノメドリ全羽を一時屋外のケージに移動しました。ツノメドリはアイスランドなど気温の低い場所に生息しています。そのため動物園では室温と水温を適温に調節できる部屋で飼育しているので、なかなか屋外に出すことができません。今回は、ツノメドリたちに太陽の光を浴びさせる絶好の機会ともなりました。

 展示室はプールも清掃しましたので、水の中を素速く泳ぐツノメドリたちの姿もよく見えます。

 ちょっと見過ごされがちなニシツノメドリの展示室ですが、今後も姿をごらんいただけるよう工夫していきますので、ぜひ足をお運びください。

写真上:ガラスを研磨する前
写真:研磨後
写真:日光浴をするニシツノメドリ

〔上野動物園西園飼育展示係 齋藤圭史〕

(2011年01月07日)



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