お知らせしたとおり、2008年4月25日に秋田市の大森山動物園からイヌワシ1羽(オス)が来園しましたが、同動物園からこんどはシフゾウ1頭が来園することになりました。
来園日は2008年6月25日(水)。来園するのは、1997年5月18日生まれのメス「マリー」です。マリーの父親は「タマ」、母親は「シー」。
シフゾウは絶滅危惧種に指定されています。国内での飼育頭数は、2008年5月31日現在、多摩動物公園を含む4施設でオス4頭とメス9頭。東京都では、東京都ズーストック種として繁殖に力を入れています。
飼育数の少ないシフゾウは、動物園間で連携し、計画的に数を増やす必要があります。大森山動物園では今後の繁殖が見こめず、シフゾウの飼育展示を終了することになりました。そこで、繁殖できるオスのいる多摩動物公園に「マリー」を移すことになったのです。なお、マリーの所有権は熊本市動植物園にありますが、繁殖をめざして、3施設の協力のもと、今回の移動がおこなわれます。
現在、多摩動物公園のシフゾウはオス2頭、メス4頭。マリーが到着すると、メス5頭となります。なお、当園の「エリー」(メス、1998年熊本市動植物園生まれ、2000年11月30日来園)は、マリーの妹です。
写真:大森山動物園から来園する「マリー」
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