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トキが初めて産卵しました!
 └─2008/03/24

 佐渡トキ保護センターからやってきたトキが、ついに産卵しました!(トキ受け入れのニューストキ到着のニュース

 佐渡トキ保護センターから多摩動物公園に、4羽のトキがやってきたのは、昨年(2007年)12月13日。鳥インフルエンザ等の感染症に備えるための緊急措置であり、佐渡トキ保護センターの開設(1967年)以来、佐渡以外でトキが飼育されるのは初めてのことです。

 そして、2008年3月22日(土)と3月24日(月)、ついに産卵を確認しました! 産卵したのは、2003年5月9日生まれのメス。父親は、2001年5月21日生まれ。いずれも佐渡トキ保護センター生まれです。

◎経緯
2008年
1月9日 雌雄の鳴き合いを確認
1月17日 オスが分泌物を首から肩に塗りつけ、
     灰色の羽に変わり始める。繁殖期特有
     の変化
1月29日 産卵のための巣皿を飼育担当者が設置
2月19日 メスの羽も繁殖期の灰色に変わり始める
3月2日 2羽とも巣内に入り、巣をつつく行動が見られる
3月13日 初めて交尾行動を確認
3月22日 朝、巣内に卵1個を確認
3月23日 卵の上に巣材をかぶせてしまうので、卵を回収
3月24日 孵卵器での卵保温開始。同日、第2卵を確認

 産卵した雌雄は「Kペア」と呼ばれています。このKペアは、昨年(2007年)に佐渡トキ保護センターでペアとして飼育し、2007年4月11日から4月21日のあいだに、4個の卵を産みました。そのうちの2卵が5月17日と18に孵化し、育っています。

 ※トキは公開しておりません。また、非公開のため、取材はできません。

(2008年03月24日)



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