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コアラの「ニシチ」が死亡しました
 └─ 2021/04/01

 多摩動物公園は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止のため、現在臨時休園中です(詳しくはこちらのページをご覧ください)。

 また、感染防止の観点から、お花などの動物へのお供え物の受付を中止しています。郵送や門外へのお供え、スタッフなどへの手渡し等もご遠慮いただければ幸いです。

 コアラの「ニシチ」へのお気持ちを受け止める場所を設けることができず、申し訳ありません。

 ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。




 多摩動物公園のコアラ「ニシチ」が2021年3月31日に死亡しました。2歳でした。


コアラ「ニシチ」(撮影日:2021年3月19日)

 ニシチは2019年2月7日、当園では8年ぶりに生まれたコアラです。

 2021年3月14日に右下顎の腫れを確認したため、動物病院の獣医師が同日に検査をしたところリンパ腫を発症したことがわかり、翌日からリンパ節の腫れの治療をおこないました。採食量が減ってきたため、ユーカリの葉をペースト状にしたものなどを与えてきましたが、3月26日からユーカリの葉をほとんど食べなくなりました。また、28日からは木に登ることもほとんどなくなりました。

 腹腔内のリンパ節にも腫れが生じ、採食量も減ってきたため、今までおこなってきた治療を継続しつつ、補液や保温をするなどニシチのQOLの維持に努めてきましたが、3月31日18時40分に死亡しました。解剖の結果、腹腔と胸腔に体液が溜まり、全身のリンパ節が腫れており、死因はリンパ腫と判明しました。

 ニシチの死亡により、多摩動物公園で飼育するコアラはオス2頭、メス2頭となりました。

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(2021年04月01日)



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