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オーストラリア森林火災被害への支援金、最後の送金をおこないました/状況を伝えるパネル展を開催中です(12/28まで)
 └─2020/11/27
オーストラリアへの送金
 2019年末、オーストラリアで大規模な森林火災が発生し、日本だけでなく海外でも大きく報道されました。都立動物園・水族園(上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)では、オーストラリアの森林火災で被害を受けた野生動物救済のために、募金活動をおこないました。

 多摩動物公園  :2020年1月10日から7月31日まで園内と現金書留で受付
          (3月28日以降の臨時休園期間中は現金書留のみ。
           6月4日の再開園とともに園内でも再開)
 上野動物園   :2020年1月13日から2月28日まで園内で受付(2月29日から臨時休園)
 葛西臨海水族園 :2020年1月13日から2月28日まで園内で受付(2月29日から臨時休園)
 井の頭自然文化園:2020年1月13日から園内で受付(3月28日から臨時休園)

 このたび第4回目の送金をおこないました。4回で総額14,495,940円(199,208.61オーストラリアドル)をオーストラレーシア動物園水族館協会(ZAA)の「野生生物保護基金」に寄付することができました。ご支援いただいた方々に心よりお礼申し上げます。

 第1回送金 8,089,920円
 第2回送金 4,313,686円
 第3回送金 1,753,068円
 第4回送金  339,266円
 合計   14,495,940円(199,208.61オーストラリアドル)

写真パネル展の開催
 森林火災発生からもうすぐ一年が経ちます。現在多摩動物公園では、北海道大学で野生動物の研究をされている早川卓志(はやかわ・たかし)博士(北海道大学大学院地球環境科学研究院環境生物科学部門生態遺伝学分野助教)から森林火災後のオーストラリアの写真を提供いただき、パネル展示を開催しています。

 展示期間 2020年12月28日(月)まで
 展示場所 ウォッチングセンター エントランス


早川博士から
 コアラ、カンガルー、フクロギツネ、タスマニアデビルなど、オーストラリアは多摩動物公園でもおなじみの動物たちの生息地です。そんな動物たちを育む豊かなユーカリの森が昨年、オーストラリア全土で燃えてしまいました。私はオーストラリアの野生動物の研究者として、火災後の森を見てきました。そこには生き延びた動物たちのひたむきな生きる姿と、それを手助けする地元の人々のようすがありました。このパネル展示を通じて、わたしたちにできることを一緒に考えていただければ嬉しいです。

こちらのページに早川博士の紀行文が掲載されています

(2020年11月27日)



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