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ワシミミズクの脱出について(※捕獲しました)
 └─ 2020/03/17(2020/03/21更新)

2020年3月21日追記:3月17日に脱出したワシミミズクを捕獲しました

 強風によりケージの網の一部がはずれ、その隙間から脱出したと推定されるワシミミズク1羽を本日2020年3月21日の朝、園内で無事に保護しました。外傷は認められていません。周辺地域の方々をはじめ、みなさまにはご迷惑とご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ありませんでした。



 本日(2020年3月17日)、多摩動物公園のワシミミズク1羽が飼育ケージから脱出しました。現在捜索中です。

 3月17日午前10時15分に職員がケージ内に立ち入ったところ、網の一部がはずれているのを発見しました。2羽いるはずのケージ内には1羽しかおらず、周辺も捜索しましたが見つかりませんでした。前日の強風によって網がはずれ、1羽が脱出したものと考えられます。

 現在捜索活動を続けており、発見次第、捕獲を試みます。周辺地域の方々をはじめ、みなさまにはご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません。


脱出した個体

 脱出個体はオスで、個体識別のために、左足には金属製のリング(「U-0415」の刻印あり)、右足に青色のリングをつけています。

 ワシミミズクは通常人をおそうことはありませんが、鋭い爪とくちばしをもっています。見かけた場合は、食べ物を与えたり、捕まえたり、追いかけたりせず、多摩動物公園までお知らせください。

 【連絡先】多摩動物公園(代表電話 042-591-1611)

(参考)ワシミミズクはフクロウ目フクロウ科の鳥で、全長は66cm程度です。ユーラシアから北アメリカに生息していますが、日本でも北海道に飛来することがあり、種の保存法における国内希少野生動植物種です。昼間は林の中で休息し、夜間にネズミやリス、ウサギなどの小動物を捕食します。体の色は褐色で、頭にある細長い羽角が特徴です。

(2020年03月17日)
(2020年03月21日:捕獲について追記)


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