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ニホンコウノトリをよこはま動物園ズーラシアと交換します
 └─ 2017/12/26

 このたび、よこはま動物園ズーラシアとの間で、ニホンコウノトリを交換することになりましたので、お知らせします。


搬出するニホンコウノトリ 左:オス、右:メス
(撮影日:2017年12月2日)

交換するニホンコウノトリ
 移動先及び移動元  よこはま動物園ズーラシア

 搬出個体
 ① オス 2007年4月18日 豊橋市総合動植物園生まれ
 ② メス 2003年3月11日 多摩動物公園生まれ

 搬入個体
 ① オス 1996年5月23日 多摩動物公園生まれ
 ② メス 1998年4月28日 兵庫県立コウノトリの郷公園生まれ

 なお、オスについてはオス同士の交換、メスについては搬出個体がブリーディングローン(※)による貸付、搬入個体が兵庫県立コウノトリの郷公園に帰属する個体であるため、同園からの譲受となります。

※ブリーディングローンについて
 繁殖を目的とした動物の貸借契約のこと。
 動物園間で個体を移動させることによって新たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的としています。

移動予定日
 2018年1月12日(金)(※鳥インフルエンザの状況にともない交換時期を延期しました)

経緯
 多摩動物公園は、ニホンコウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS)の一員として、他施設と協力しながら、遺伝的に健全な野外個体群および飼育下個体群の維持を目指し、ニホンコウノトリの保全に取り組んでいます。当園は、国内の飼育下個体の約3分の1を有し、また、ペアづくりが難しいニホンコウノトリにおいて集団見合い方法で数多くのペアを形成した実績があることから、飼育下個体群の中で新しいペアを形成する役割を担っています。
 今回、当園の既存ペアとよこはま動物園のペアになっていない2羽を交換することで、今後、園内で新たなペアの形成を目指します。

多摩動物公園での飼育状況(2017年12月26日現在)
 52羽(オス27、メス25) ※今回搬出する2羽を含みますが、搬入する2羽は含みません。

国内の飼育状況(2017年10月18日現在)
 17施設 合計192羽(オス96、メス95、不明1)
 資料:ニホンコウノトリ国内飼育状況調査結果【(公社)日本動物園水族館協会】

(2017年12月26日)


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