多摩動物公園の昆虫生態園、右ウイングの「里山のコーナー」では昨年（2014年）からヤマアカガエルやアカハライモリなどの東京産両生類を展示しています。

　しかし、来園者の方の反応を見ていると、動物は見てくれるものの、文字情報にはあまり目を向けていただいていないのがわかりました。

　そこで2015年3月26日から展示パネルを設置しました。展示パネルは LEDバックライトを内蔵したもので、子どもの興味もひくようなわかりやすいデザインを考え、来園者にとってより理解しやすい展示パネルを心がけました。



　パネルでは、ヤマアカガエルが減少している理由、食べもの、くらしなどについて解説するとともに、昆虫園での保全活動や、公益財団法人東京動物園協会が上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園で取り組んでいるアカハライモリの保全活動などが紹介されています。

　動物とともに展示パネルも見ていただくと理解が深まることと思います。

　　

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〔多摩動物公園昆虫園飼育展示係　橋本浩史〕

（2015年04月01日）