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ホオアカトキの脱出について
 └─2012/03/01

 本日(2012年3月1日)、多摩動物公園のホオアカトキ1羽の脱出が判明しました。

 多摩動物公園近隣在住の方から本日、目撃通報があり、飼育個体を確認したところ、ホオアカトキ全26羽のうち1羽が脱出していることが判明しました。脱出原因については、現在調査中です。

 周辺地域の方々をはじめ、都民の方々にご迷惑とご心配をおかけしています。お詫び申し上げます。

 ホオアカトキ(写真右)を見かけた場合は、食べ物を与えたり、捕まえたり、追いかけたりせず、多摩動物公園(代表電話042-591-1611)までお知らせください。

 脱出個体は、ホオアカトキのメスで、左右の脚に水色の足環(あしかん。個体識別のためのリング)をつけています(足環番号「S-1023」)。

 ホオアカトキはコウノトリ目トキ科の鳥で、体長40〜50センチ。体は光沢のある黒、くちばしと脚は赤色。成長につれ、頭部の羽が抜け落ちます。モロッコなどの乾燥地に生息していますが、現在絶滅のおそれがあります(IUCNレッドリストでは「絶滅危惧IA類」)。わずかな個体がスイスの動物園に移され、繁殖しています。

※右の写真は逃げた個体ではありません。

(2012年03月01日)



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