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新たなペア作りめざし、佐渡と多摩の間でトキ移動
 └─2010/12/10

 多摩動物公園では、環境省のトキ保護増殖事業に協力するため、2007年12月13日に佐渡トキ保護センターから4羽(雌雄2組)を預かり、非公開で飼育を開始しました。

 3年連続で順調に繁殖してきましたが、今年(2010年)は新たなペアを作るため、佐渡トキ保護センターから3羽がやってきます。 来園するのは、Zペア(オスは2008年5月24日生まれ、メスは2008年4月17日生まれ)と2004年7月3日生まれのオス。3羽は2010年12月18日夕方に佐渡トキ保護センターを出発し、12月19日の朝、多摩動物公園に到着する予定です。

 また、2009年と2010年に多摩動物公園で誕生したトキ4羽を、2010年12月18日に佐渡へ移送することになりました。

 移動するのは、2009年5月12日生まれのオス1羽と2010年生まれのメス3羽(5月6日、9日、13日生まれ)。この4羽は野生復帰計画に沿って、今後放鳥される予定です。今回の移動で、多摩動物公園のトキは9羽(オス5羽、メス4羽)になります。

 2010年の繁殖期には、佐渡トキ保護センター、いしかわ動物園、多摩動物公園で合計59羽のトキが繁殖しました。なお、2010年の時点で中華人民共和国の野生のトキは 約1,000羽に達し、北京動物園や陝西省トキ救護飼養センター等飼育下のトキと合わせると、1,600羽を超えています。

写真上:2010年生まれの3羽
写真下:2009年生まれのトキ

(2010年12月10日)



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