多摩動物公園の昆虫生態園と昆虫園本館の展示時間は、基本的に午前9時30分から午後4時30分までですが、グローワームの飼育管理のため、
2009年11月24日(火)から、昆虫園の本館の「グローワーム展示室」のみ、
平日の展示終了時刻が
午後3時30分になります。土日祝日は、他の昆虫展示と同様、午後4時30分までです。
グローワームは、多摩動物公園昆虫園の注目すべき昆虫の一つ。一般的に、ホタルなども含め、光る昆虫を「グローワーム」といいますが、多摩動物公園で展示しているグローワームは、オーストラリアやニュージーランドの洞窟内の天井で光っている「ヒカリキノコバエ」という昆虫です。
幼虫は洞窟の天井から、粘液のついた糸をたくさん垂らし、みずから発光して、小さな虫を誘因します。集まってきた虫が、ヒカリキノコバエ幼虫の餌になるのです。展示場はかなり暗くしてありますが、闇の中で光るグローワームの光は幻想的です。
・過去のニュース「
今が旬、昆虫園のグローワーム!」
(2009年04月10日)
※写真上は、暗闇の中で幻想的な光を放つグローワーム幼虫。写真下は、少し明るい場所で撮影したグローワーム幼虫。たくさんぶらさがっているのが幼虫の出した粘液の糸。幼虫は、水平方向にのびる、やや太い粘液につつまれています。青白い輝きが幼虫の放つ光です。
(2009年11月20日)