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じっくり見てみる、さわってみる、「タッチンフィーリン」
 └─2019/04/26

 葛西臨海水族園には、スタッフの解説を聞きながら、サメやエイを間近で観察し、さわることもできるコーナー「タッチンフィーリン」があります。


タッチンフィーリン

 水族園は今年で開園30周年を迎えますが、このタッチンフィーリンは開園20周年を記念して特設展示として始まりました。当時は「東京の海」エリアの特設展示会場にありましたが、大変好評だったため会期を伸ばし、2014年には「ペンギンの生態」エリアのしおだまり横に移設して常設のコーナーとなりました。内容も生き物にさわるだけではなく、スタッフといっしょにじっくり生き物を観察し、サメやエイについていろいろな発見をしていただくプログラムを提供しています。

 たとえば、サメの歯と聞くと三角形のギザギザした形を思い浮かべるかもしれません。水槽のネコザメも口からのぞく小さなギザギザした歯が見えるかもしれません。でもじつは、ネコザメの奥にある歯は平らな形をしているのです。

ネコザメ
ネコザメの歯

 この平らな奥歯を使って、ネコザメはエビやカニ、サザエのような硬い殻をもつ生き物も食べてしまいます。サメの種類によって歯の形がさまざまなことを知り、ネコザメが貝などを食べることを目のあたりにして驚く方も少なくありません。同じ水槽にはエイもいます。似ているところや違うところを確かめてみてください。生き物の動きによって見えにくいこともありますので、スタッフがぬいぐるみや写真を使って紹介しています。

 ネコザメやホシエイの体をじっくり観察した後、生き物にもさわれます。背中をそっとなでてさわってみましょう。意外な発見があるかもしれません。でも、さわるときは、口のところに手をもっていかないなど、スタッフからお伝えする注意事項をよく聞いてくださいね。

 なお、タッチンフィーリンは整理券制のプログラムです。団体での参加も受け付けています。参加方法について詳しくは以下のお知らせをご覧ください。

「タッチンフィーリン」参加方法のお知らせ
「タッチンフィーリン」の団体利用(事前申込制)のお知らせ

〔葛西臨海水族園教育普及係 西川千春〕

(2019年04月26日)


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