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クラゲに乗って生活するジェリーフィッシュライダー、ウチワエビの幼生を展示します!
 └─2014/02/20

 葛西臨海水族園で、ウチワエビの幼生の展示を始めますのでお知らせします。
 ウチワエビの仲間の幼生は、クラゲ類(英語でジェリーフィッシュ)に乗って漂う姿がたびたび目撃され、「ジェリーフィッシュライダー」と呼ばれています。この幼生はクラゲが大好物で、乗っているクラゲを食べながら成長します。飼育が難しいことから、水族館でもなかなか見ることができません。
 ぜひこの機会に、透明で不思議な姿をして、クラゲに乗って独特な生活をするウチワエビの子供たちを観察してみてください。

展示開始日 2014年2月21日(金)から

展示個体数 および 大きさ 約20個体、体長約6mm (2014年2月17日現在)

展示場所 「東京の海」エリア特設水槽

展示までの経緯
 2014年2月3日(月)、ふ化から4日目の幼生(体長約3mm)約100個体を国立大学法人東京海洋大学から受け入れ、非公開の予備飼育室内の水槽で飼育を開始しました。
 ミズクラゲやアカクラゲなどを餌として与えたところ、幼生はすぐにクラゲにとりつき、食べ始めました。孵化から10日目の2月9日に最初の脱皮を確認し、2回の脱皮を経た現在は、孵化直後の2倍ほどの大きさに成長しています。
 順調に飼育ができていることから、ウチワエビの幼生を当園で初めて展示することにしました。なお、成体は、同じ「東京の海」エリアの「タッチン&フィーリン」小型水槽でご覧いただけます。


写真上:クラゲ(中央)とウチワエビの幼生「ジェリーフィッシュライダー」(2014年2月17日撮影)
写真中:孵化後4日目の透明なウチワエビの幼生(体長約3mm)
写真下:ウチワエビの成体

(2014年02月20日)



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