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ツシマヤマネコの講演会とワークショップを開催しました
 └─2008/02/29

 井の頭自然文化園では、2008年2月22日の「ネコの日」から1週間を「ヤマネコウィーク」と位置づけ、特設展示や講演会、ワークショップを開催しました。2月23日の「ツシマヤマネコ講演会」には、対馬から「 NPO法人ツシマヤマネコを守る会」の山村辰美さんと、「対馬の自然と生き物の会」の國分英俊さんにお出でいただきました。

 たくさんのきれいなスライドとともに、ツシマヤマネコの現状や対馬の自然、対馬の文化についての貴重なお話を聞くことができました。

 講演会は事前募集でしたが、多くの応募があり、関係者を含めて 100人以上の参加者がありました。参加者からの質問も多く、一般の方のツシマヤマネコへの関心の高さがうかがえました。

 また、翌2月24日には動物園関係者対象の「ヤマネコワークショップ」を開催しました。ツシマヤマネコの分散飼育に協力している動物園をはじめ、各地の動物園関係者、ヤマネコ研究者や環境省、地元長崎県や対馬市からの参加もあり、58名が集まりました。ツシマヤマネコの保全のために何ができるか、何をなすべきかについて参加者全員で活発な討議をおこない、有意義なものとなりました。

 井の頭自然文化園では、これからもツシマヤマネコの保全のため、さまざまな取り組みを進めます。資料館で開催している特設展示「ヤマネコからの手紙」「ヤマネコをふやす」は2008年6月22日までです。

〔井の頭自然文化園飼育展示係長 小林和夫〕

(2008年02月29日)



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