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ツシマヤマネコの「キュー」が福岡市動植物園から来園しました
 └─2022/12/02
 井の頭自然文化園では、環境省のツシマヤマネコの保護増殖事業に協力し、2006年度からツシマヤマネコの飼育を開始しています。

 2022年12月1日(木)、福岡市動植物園(福岡県福岡市)からツシマヤマネコの「キュー」(オス)が当園へ来園しましたので、お知らせします。

 キューは2009年12月28日に対馬市厳原町小浦で保護され、2010年10月28日に福岡市動植物園へ移動、環境省の「令和4年-5年 ツシマヤマネコ飼育下繁殖計画」の一環で当園へ来園しました。キューは現在推定13歳です。

 環境省では、絶滅危惧種のツシマヤマネコの保護を図るため、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(通称「種の保存法」)に基づいて保護増殖事業を実施しています。その事業の一環として、環境省は公益社団法人日本動物園水族館協会に依頼し、国内9か所の動物園が飼育下繁殖事業に取り組んでいます。上記計画に基づき全国で9頭のツシマヤマネコが移動する予定です。

 キューの来園後、当園で飼育しているツシマヤマネコの個体数は4頭(オス2、メス2)になりました。なお、キューは非公開施設にて飼育をするため、一般公開はおこないません。


ツシマヤマネコの「キュー」(写真提供:福岡市動植物園)

(2022年12月02日)




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