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ツシマヤマネコの移動をおこないます
 └─ 2017/11/28

 井の頭自然文化園では、環境省のツシマヤマネコの「飼育下繁殖事業」に協力し、2006年度からツシマヤマネコの飼育を開始しています。

 この冬から春にかけての繁殖期に向け、環境省が策定した「平成29-30年 ツシマヤマネコ繁殖(移動)計画」に基づき、当園に、オス1頭が九十九島動植物園(長崎県佐世保市)から、メス1頭が京都市動物園から来園しますので、お知らせします。なお、この2頭は非公開施設で飼育する予定です。

当園で飼育する個体の移動日
 九十九島動植物園から来園するツシマヤマネコ
  移動日  2017年12月2日(土)
  性別   オス
  年齢   推定13歳以上(2004年12月6日 対馬市上対馬町にて保護)
  個体番号 №45
  名前   エビゾウ
  その他  No.45は当園での人工授精後、さらに別の飼育園に移動する可能性があります

 京都市動物園から来園するツシマヤマネコ
  移動日  2017年12月5日(火)
  性別   メス
  年齢   3歳(2014年4月11日生まれ)
  個体番号 №66
  名前   メイ


左:九十九島動植物園から来園するオス
右:京都市動物園から来園するメス

経緯
 環境省では、絶滅危惧種のツシマヤマネコの保護を図るため、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」(通称「種の保存法」)に基づく保護増殖事業を実施しています。その一環として、(公社)日本動物園水族館協会に依頼し、国内の計9施設において飼育下繁殖事業に取り組んでいます。
 今回、この冬から春にかけての繁殖期に向けた「平成29-30年 ツシマヤマネコ繁殖(移動)計画」が策定され、それに基づき、全国で合計4頭の移動を実施することとなりました。

公開について
 飼育下繁殖事業の目的のため、当園に移動してきた2頭は非公開施設で飼育する予定です。

井の頭自然文化園での飼育状況(すべての移動が終了した後の飼育数)
 6頭(オス3、メス3)

日本国内の飼育状況(2017年11月28日現在)
 10施設 35頭(オス19、メス16)

◎全移動個体一覧および移動日
個体番号性別年齢移動前移動後移動日
No.41オス10歳京都市動物園九十九島動植物園2017年12月1日
No.45オス13歳以上九十九島動植物園井の頭自然文化園2017年12月2日
No.66メス3歳京都市動物園井の頭自然文化園2017年12月5日
No.81メス0歳福岡市動物公園京都市動物園未定
※移動日などについては変更の可能性があります。

(2017年11月28日)


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