ニュース
ニホンカモシカの「小雪」が死亡しました
 └─2016/06/20

 2016年6月18日、ニホンカモシカの「小雪」が死亡しました。

2016年2月3日撮影
2016年2月4日撮影


 「小雪」は岩手県内で2000年7月4日に生後15日程度で保護され、県の鳥獣保護センターで飼育されていましたが、翌年7月19日に多摩動物公園に移動しました。その後、多摩で10年をすごし、2011年8月17日に井の頭自然文化園に来園しています。

 小雪は多摩で2頭、井の頭自然文化園に来園した後も2012年から3年連続で3頭の子を産みました。ニホンカモシカの保全に大きな貢献を果たした個体です。

 16歳と高齢ではありましたが、さらなる繁殖を目指し、横浜市立金沢動物園からオス1頭を借り受ける予定で準備を進めていただけに、たいへん残念です。

・これまでのニュース
 多摩「ニホンカモシカの『小雪』公開」(2001年8月31日)
 多摩「ニホンカモシカ」(東京ズーネットBB動画、2003年8月18日撮影)
 多摩「ニホンカモシカ『ちはる』が仲間入り」(2007年11月2日)
 井の頭「ニホンカモシカの赤ちゃんが誕生しました!」(2013年8月8日)

〔井の頭自然文化園 副園長兼飼育展示係長 堀秀正〕

(2016年06月20日)


ページトップへ