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アナグマ放飼場を模様替え、木箱を設置
 └─2016/04/01

 井の頭自然文化園小獣舎のテン舎側にあるアナグマ兄弟の放飼場に2016年2月16日、木箱を設置しました。深さ約80センチの木箱の側面は、アクリル板を使って中が見えるようにしました。中には土を入れ、土を掘っている姿が観察できるような造りです。


あらたに設置した木箱

 アナグマ兄弟は2頭ともあまり警戒心を見せず、初めて見た木箱に興味を示しましたが、すぐに降りてしまい長い時間とどまることがありません。ドッグフードを浅く埋めたり、水をまいて土を固めたり、こうした工夫の結果、少しは掘るようになったのですが、木箱の側面から掘っているようすが観察できるようになるにはまだ改善が必要なようです。


お気に入りの切り株は手前に移動

 お気に入りの寝床にしていた大きな切り株は、そのままだと木箱が隠れてしまうので、手前に移動しました。こちらはこれまでと同じように使っているようで、2頭が重なって寝ているようすを近くで観察できるようになりました。

 アナグマたちにとって、より良いくらしができるよう、これからもいろいろな工夫をしていきたいと思っています。

〔井の頭自然文化園飼育展示係 大西一馬〕

(2016年04月01日)


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