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井の頭自然文化園は紅葉が見ごろ! 花ごよみ・紅葉特集
 └─2015/11/20

 井の頭自然文化園では、動物だけではなく、季節を感じ植物も楽しんでいただけるよう、園内の植物情報をお知らせする「花ごよみ」、そして毎月1種に焦点をあてて園内の樹木を紹介する「花ごよみカレンダー」を発行しています。

 花ごよみ最新号(147号)では、葉が色づき始めた紅葉を特集しました。


花ごよみ

 紅葉する条件として、充分な日当たりや夜間の冷気などが必要です。井の頭自然文化園の園内では、武蔵野の雑木林を代表するクヌギ、コナラ、イヌシデなどの樹種や日当たりのよい場所に植えられたモミジなどの葉が、つぎつぎに彩を放っています。

 今回の花ごよみの地図でご紹介した樹種は、現地の木そのものにもラベルを付け、新しい発見やその植物の魅力を知っていただくための解説を掲示しました。

 また、水生物園(分園)では、まっすぐに伸びた大きなラクウショウが見ごろになり、それを追うようにメタセコイアも色づきはじめています。ラクウショウは1936年に井の頭恩賜公園から移植された木で、幹周りが3メートルを超え、高さ25メートルを超えるものもあり、水生物園の景観を作る重要な木として大切に管理しています。

 ラクウショウの落ち葉が園路を覆いつくしたようすはまるで絨毯のようで、この季節ならではの風景で大変人気があります(花ごよみカレンダーもご覧ください)。


花ごよみカレンダー

 今年は井の頭池の「かいぼり」(池の水を抜いて池を干す作業)がおこなわれるので、池の水位が低くなり、例年では見られないラクウショウ並木を見ることができるはずです。ぜひご来園ください。

〔井の頭自然文化園施設係 星野真一〕

(2015年11月20日)


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