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いきもの広場で遊ぼう[19]スズメバチには気をつけて
 └─2015/05/15

 春はさまざまな生き物たちが動き出す季節。人間にとって危険な生き物も活動を始めました。その代表格といえば、スズメバチ。

 冬の間、スズメバチのメスは1匹で朽ち木の中などに穴を堀り、冬眠します。春になると冬眠から目覚め、営巣を開始します。冬眠前に交尾をしていた女王バチは、最初にたった1匹で巣を作りはじめ、同時に産卵を始めます。そして徐々に働きバチを増やし、巣を大きくしていきます。


5月3日に撤去したスズメバチの巣(未完成)

 動物園では、来園者の方に危険がおよばないよう、スズメバチの巣は撤去してしまいます。上の写真はまだ初期の段階のコガタスズメバチかキイロスズメバチの巣です。5月3日に撤去しました。


巣の中にあった卵

 2月には、いきもの広場の朽ち木の隙間で冬眠しているコガタスズメバチを発見しました。5月3日に開催した「いきもの広場で遊ぼう」活動中はスズメバチも飛んでいました。スタッフ一同、気をつけながら活動をしています。


冬眠中のコガタスズメバチ(2015年2月撮影)


〔井の頭自然文化園教育普及係 大橋直哉〕

(2015年05月15日)


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