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冬のハクビシン
 └─2014/12/06

 ハクビシンは漢字では「白鼻芯」と書きます。その名前のとおり、鼻に目立つ白い筋が1本ある、ジャコウネコ科の動物。日本では本州や四国、九州などの広い地域に生息しています。都市部にも生息しているので、家の近くで見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。



 園内にも野生のハクビシンが出没し、園内に生えている果樹の実を食べにきたりしています。

 井の頭自然文化園では、4頭のハクビシンを飼育展示しています。オス2頭とメス2頭に分かれ、別々のスペースで生活しています。

 ハクビシンは夜行性なので、日中はほとんど寝ています。最近は寒くなってきたためか、日向ぼっこしたり、巣箱の中で丸まって寝たりしています。とくにオス2匹は身を寄せ合って丸くなり、日中はほとんど巣箱ですごしています。



 あまり動かないので見つけにくいのか、来園者の方からどこにいるのか聞かれることもあります。探すときは、ハクビシンが過ごしやすそうなところを想像してみてください。日当たりがいいところ、風があまり吹き込まないところなどで思い思いに過ごしているハクビシンを見つけられると思います。

〔井の頭自然文化園飼育展示係 對馬恵理〕

(2014年12月06日)



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