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ミニブタが仲間入り 
 └─2014/05/02

 ヤギやチャーン(ニワトリ)などの家畜を飼育している井の頭自然文化園の家畜舎に、新しくミニブタが仲間入りしました。
 ミニブタ(ミニチュアピッグ)は、研究用に体が小さくなるよう品種改良されたブタが愛玩動物になったものです。普通の家畜のブタは成長すると体重が300キロを越えるのに対し、ミニブタは40〜50キロ程度です。

 今回展示を始めたミニブタは子どものメスです。2014年4月14日から先住のヤギやチャーンとの柵越しのお見合いを経て、4月19日に放飼場にデビューしました。
 ヤギやチャーンたちと馴染めるか、とくにミニブタよりも小さいチャーンたちを驚かさないか心配していましたが、いざデビューしてみると、ミニブタはチャーンたちのことは知らんぷり。まずはヤギたちの餌である乾草や青草を口にしたりしていましたが、30分もすると自分よりも大きいヤギたちに興味が移ったらしく追いかけまわし始めました。ヤギたちもミニブタが近付くと逃げるため、一時放飼場内では牧羊犬がヒツジを追うがごとくミニブタがヤギを追う場面が見られました。ミニブタやヤギが、走り回るうちに転んで怪我をしないかとひやひやしました。

 しかし、次の日には慣れてきたのか追いまわすこともなくなり、ミニブタは昼寝をしたり、自慢の鼻で土を掘り起こしたりして過ごしています。ヤギたちもミニブタを気にしなくなり、家畜舎は以前の落ち着きを取り戻しました。
 来園者のみなさんにもかわいいと人気のミニブタに、ぜひ会いにいらしてください。

写真上:家畜舎のようす
写真中:土を掘り返すミニブタ
写真下:自慢の鼻が真っ黒

〔井の頭自然文化園飼育展示係 對馬恵理〕

(2014年05月02日)



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