上野動物園では、千歳川のサケをクマたちにあたえています! このサケは、北海道の「千歳サケのふるさと館」のご好意でいただいたもの。
千歳サケのふるさと館では、展示していたサケが寿命をむかえたら、廃棄していたそうです(サケが寿命をむかえるシーズンは、川を遡上してくる秋)。こうした個体を有効活用するために、廃棄せず冷凍保存し、上野動物園に送っていただくことになったのです。
今年(2006年)10月から送っていただいているサケは、長さが約60センチ、重さは約4キロもあるりっぱなものです。このサケを、ホッキョクグマとエゾヒグマに与えてみたところ……大喜び! ただし、エゾヒグマはちょっとビックリ!
ホッキョクグマのペアには1尾ずつあたえますが、かならずオスが先に食べ終わり、メスが食べている途中のサケを狙います。メスはサケをくわえて、にげまどいます……。エゾヒグマも見なれないサケにちょっとおどろいたようすもありましたが、元気で食らいついています。
サケをあたえるスケジュールは、つぎのとおり。クマたちの豪快な食べっぷりを、ぜひごらんください。
・ホッキョクグマ 毎週 火・金 午後2時15分から
・エゾヒグマ 毎週 木・日 午後1時15分から
※なお、サケのプレゼントは、年内(2006年)はつづけられる予定ですが、北海道から届くサケがなくなりしだい終了します。
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千歳サケのふるさと館のサイト(週刊メールマガジン「サモンメール」も発行されています)
(2006年10月20日)