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オオミズナギドリを保護──大島 2005/11/8
 2005年11月6日の夜、低気圧通過の影響で、大島は風雨がはげしくなりました。翌朝、大島公園には保護されたオオミズナギドリが3羽運びこまれたほか、問いあわせの電話もたくさんありました。

 オオミズナギドリは海洋性の鳥なので、陸地に迷いこんでしまうと飛びあがることができず、地面にうずくまってしまうのです。とくに、10月末の巣立ちのころ、陸上に迷いこんだ幼鳥が保護されることも多いようです。

 もちこまれた個体にはとくにケガもなかったため、すぐに近くの泉津漁港から放鳥しました。どの個体も海面におりたあと、海面を助走して力強く羽ばたいていきました。

 ほかにも、サル島内の池にはオシドリのオスが、元町の海岸にはムナグロが観察できました。

〔大島公園動物園 田畑邦衛〕

写真上・中──オオミズナギドリ(大島町泉津漁港)
写真下──ムナグロ(大島町元町)

(2005年11月18日)



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