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鳥インフルエンザウイルスの状況に伴い一部の鳥類の展示を中止します
 └─上野・多摩・葛西・井の頭 2018/01/17

 2018年2月05日追記:東京都大田区で回収されたオオタカ1羽から検出された高病原性鳥インフルエンザウイルスについては、2018年2月5日午前0時をもって指定解除となりました。
 これにともない、鳥類を再公開します。こちらのお知らせをご覧ください。


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 2018年1月5日に東京都大田区で回収されたオオタカ1羽の死亡個体についてA型インフルエンザウイルス遺伝子検査を実施した結果、陽性反応が確認されました(2018年1月10日、環境省・東京都・神奈川県同時発表済)。

 その後、環境省が国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門で高病原性鳥インフルエンザの確定検査を実施したところ、1月17日に高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6亜型)が検出されたとの報告がありました。

 これに伴い、都立動物園・水族園(恩賜上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園・葛西臨海水族園では、飼育動物への感染防止のため、以下のとおり対策を実施しますので、お知らせいたします。

 来園者の方々にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

1.展示を中止する鳥類

上野動物園
 コハクチョウ、オオワシ(西園)、シジュウカラガン、サカツラガン、ニホンコウノトリ、タンチョウ(西園)、マクジャク、コミドリコンゴウインコ、アオメキバタン、エミュー、モモイロペリカン、

多摩動物公園
 ヒメウズラ、カイツブリ、ムラサキサギ、アマサギ、クロトキ、クロツラヘラサギ、オグロヅル、ソリハシセイタカシギ、ダイシャクシギ、オグロシギ、ハマシギ、オオヨシキリ、カルガモ

井の頭自然文化園
 ニホンキジ、コジュケイ、ウズラ、オオハクチョウ、ニワトリ(チャーン)

葛西臨海水族園
 ニホンコウノトリ、タンチョウ、クロツラヘラサギ、オウサマペンギン、ミナミイワトビペンギン、フェアリーペンギン

2.展示中止期間

 1月18日(木)から順次展示を中止し、当面の期間継続
 2月6日(火)以降、順次再開

3.これまでに実施している対策

都立動物園・水族園共通
 ・鳥類との「ふれあい」の中止
 ・鳥類の「園内放し飼い」の中止 ※継続
 ・消毒マットによる入退園時の靴底の消毒 ※継続
 ・園内へ進入する車両などの消毒の実施 ※継続

上野動物園
 ・両生爬虫類館のイベント「Touch Me!?」の中止(学生ボランティアの受入休止のため) ※継続

多摩動物公園
 ・アジア園のウォークインバードケージの閉鎖
 ・アジア園「水鳥池」の水抜き、ガン類の旧類人猿舎への移動継続(池干しのため12月下旬から実施)
  2018年3月14日(休園日)に水鳥池にガン類を戻し、15日から公開(お知らせ

 ・よこはま動物園ズーラシアとのニホンコウノトリ交換の延期(交換のお知らせはこちら ※継続

井の頭自然文化園
 ・水生物園(分園)での鳥類との接触を防ぐため、コールダック舎に人止め柵の設置
 ・水生物園(分園)で第1・3日曜日に実施しているイベント「ダックさんにお弁当」の中止

葛西臨海水族園
 ・「ペンギンの生態」において、ペンギンとの接触を防ぐための人止め柵の設置
 ・「ペンギンの生態」において、12時30分の解説の中止
 ・「ペンギンの生態」において、10時30分と15時のエサガイドの中止

※イベントや展示は変更になる可能性があります。最新情報はホームページなどでお知らせいたします。

◎関連ニュース
 国内での鳥インフルエンザ発生に伴う対応について

(2018年01月17日)
(2018年01月22日更新)
(2018年02月05日更新)


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