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クロマグロ等の展示について──ハガツオとスマを導入します
 └─葛西  2015/05/12

 葛西臨海水族園の展示水槽「大洋の航海者:マグロ」では、2014年12月から2015年1月にかけて展示中のクロマグロ、ハガツオ、スマの死亡が続いた結果、現在生存しているマグロの仲間は、クロマグロ1尾となっています。こちらの記事でお知らせしたとおり、展示回復に向けた取り組みの第1段階として3月30日閉園後にアカシュモクザメ2尾、4月1日閉園後にタカサゴ類約500尾を同水槽に導入し、水槽内の環境の安定を確認してきました。
 

水槽の様子(2015年5月8日撮影)

 現在(2015年5月12日)までの間、アカシュモクザメ、タカサゴともに飼育経過は良好で、水槽内の飼育環境に問題はないと判断し、第2段階として、マグロ類の展示回復を目的に同じサバ科魚類のハガツオとスマを導入することとしました。

1.導入予定日と導入予定生物種

(1)2015年5月15日(金) ハガツオ(スズキ目サバ科) 約30尾

(2)2015年5月22日(金) スマ(スズキ目サバ科) 約30尾

 両日ともに開園前に作業を開始し、当日の9時30分には展示された生物をご覧になることができる予定です。

ハガツオ
スマ

2.その後の予定

 今回の第2段階の経過を踏まえ、2015年6月中にクロマグロ(第3段階)を導入する予定です。


【参考】
・ハガツオ Sarda orientalis
 全世界の温帯から熱帯域に広く分布し、沿岸性で大きな群れをつくることがある。カツオやマグロ類などと混泳の群れを作ることもある。定置網や引き縄などで漁獲される。

・スマ Euthynnus affinis
 インド洋、太平洋の温帯から熱帯域に広く分布している。沿岸性が強く、カツオほどの大群は作らず、小さな群れを作り回遊する。定置網や引き縄で漁獲される。


(2015年05月12日)


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