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不忍池は今年もカモとカモメで大にぎわい!
 └─上野  2015/01/23

 みなさんは、どんな時に冬の訪れを感じますか? 上野動物園園内の不忍池には、冬になると日本に渡ってくるカモ類やカモメ類が続々と集まります。

 上野動物園では毎月1回、休園日に不忍池と園外の周辺の池で、カモ類やカモメ類などの飛来数を数える調査を実施しています。例年、10月頃から少しずつ飛来し、12月から2月頃まで多く観察され、3月頃から減っていきます。


ユリカモメ

 いま飛来数はピークを迎え、不忍池はとてもにぎわっています。キンクロハジロやユリカモメは 100羽以上見られ、オナガガモやホシハジロ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、セグロカモメなども観察されています。


オナガガモ(メス)


ヒドリガモ(オス)

 例年の調査結果とくらべると、今年は飛来数が少なめです。不忍池周辺の環境の変化や気候の変化など、さまざまな理由が推測されますが、正確な理由はまだわかりません。

 今後も、毎月の調査を継続し、動物園の動物だけでなく、園内やその周辺で生活をしている野生動物についても観察を続ける予定です。

 不忍池のカモやカモメたちとともに、さまざまな野生動物たちが告げる冬の訪れを感じていただけたらと思います。

 なお、2015年2月15日(日)には、不忍池でカモの観察会を開催します。事前申込制です。こちらのお知らせをご覧のうえ、ぜひお申し込みください。

〔上野動物園東園飼育展示係 宇野なつみ〕

(2015年01月23日)


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