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10/2 トウキョウトガリネズミの展示、再開!
 └─多摩  2014/09/30

 多摩動物公園のトウキョウトガリネズミは、昨年(2013年)5月3日に公開を中止しましたが、まもなく2014年10月2日(木)からアジア園の「もぐらのいえ」で展示を再開します。

 トウキョウトガリネズミはおとなの個体でも体重約2グラムしかなく、世界最小クラスの哺乳類とされます。日本では北海道の一部にしか生息していません。北海道産なのになぜ「トウキョウ」という名前がついているかというと、発見者である英国のナチュラリストが蝦夷(エゾ、Yezo)を江戸(エド、Yedo)と誤表記したためともいわれていますが、さて…?

 なお、「ネズミ」といっても、ネズミよりもモグラに近縁な動物です。写真の顔つきからもわかるのではないでしょうか。

 パートナーシップ協定を結ぶ北海道厚岸郡浜中町と多摩動物公園は、浜中町の嶮暮帰島(けんぼっきとう)でトウキョウトガリネズミの採集を定期的におこない、生態や生理の解明に取り組んでいます。

(2014年9月30日)



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