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上野動物園で赤ちゃんが次々誕生!
 └─上野  2014/05/22

上野動物園では、2014年もたくさんの動物の赤ちゃんが生まれています。ぜひ会いに来てください!

ケープペンギン

 2014年2月24日孵化 オス(名前:No.330) 母親:No.225 
 ※2013年秋から2014年にかけて孵化したヒナが、全部で5羽います。(2014年5月22日現在)

◎見どころ
 安全な巣穴でふ化したヒナは、やがて巣の外へ出てきて泳ぎ始めますが、1年くらいは大人のペンギンと違って体の模様がはっきりしません。成長段階の違うヒナがいるので、模様の変化や大人のペンギンとの違いがよくわかります。

◎参考情報
 南アフリカ沿岸に生息する中型のペンギンで、南極のペンギンと違って日本の暑さでも大丈夫です。上野動物園では西園のペンギンプールで飼育しています。


アビシニアコロブス

 2014年3月3日誕生 オス(名前:オルフェウス) 母親:ビクトリア

◎見どころ
 親と異なる真っ白な姿で、活発に動く様子をご覧いただけます。抱いているのはお姉ちゃんの場合もあるんですよ。

◎参考情報
 木の葉を主食とするサルです。中央アフリカの森林で高い木の上に住み、地上にはあまり降りてきません。黒と白のはっきりした毛色が特徴ですが、生まれたばかりの子供は全身真っ白の毛をしています。上野動物園では東園サル舎で飼育中です。

ケープペンギンのヒナ(5/16撮影)
アビシニアコロブスのオルフェウスと
ビクトリア(母)(3/10撮影)

ワオキツネザル

 2014年3月17日誕生 性別不明 母親:ラト
 2014年3月19日誕生 性別不明 母親:フウ
 2014年3月24日誕生 性別不明 母親:リヴ

◎見どころ
 おとなと同じ姿で、ミニ版といったところです。親と離れて子供だけで遊んだりするようになってきました。

◎参考情報
 マダガスカル島に住むサルで、尾にリング状の黒い模様があり、キツネのような顔をしているところからこの名がつきました。上野動物園では、西園にある不忍池の島に群れで暮らしています。


オリイオオコウモリ

 2014年3月17日誕生 性別不明 1頭
 2014年4月17日誕生 性別不明 1頭
 2014年5月14日誕生 性別不明 1頭

◎見どころ
 赤ちゃんもさかさまに、お母さんのおなかにつかまっています。お母さんが寝ている午前中は、皮膜で赤ちゃんを完全に包んでガードしています。

◎参考情報
 沖縄に住むオオコウモリで、果実が主食です。小型コウモリと違って超音波は使わず目で見て空を飛びます。上野動物園では西園の小獣館で飼育しています。
ワオキツネザル(5/4撮影)
オリイオオコウモリ(5/19撮影)
※母親に抱かれる3/17生まれの子ども

オグロプレーリードッグ

 2014年3月25日初確認 性別不明 8頭

◎見どころ
 晴れた日の午前中、おとなたちと一緒に地上に出てきて、牧草を食べています。赤ちゃんは頭が大きな体型でバランスが悪く、立ち上がった時に転んでしまうこともあります。

◎参考情報
 北アメリカ中部の草原で、地中にトンネル状の巣穴を掘ってくらすリスの仲間です。危険が迫るとイヌに似た声で鳴くのでこの名がつきました。上野動物園の東園でも、安全な地中の巣で子どもを生み、ある程度大きくなってから地上に出てくるので、正確な誕生日はわかりません。


デマレルーセットオオコウモリ

 2014年4月11日初確認 性別不明 3頭

◎見どころ
 真っ暗な館内で、母親は子どもを胸に抱いたまま飛びまわっています。

◎参考情報
 西アジアから東南アジアの洞窟に住み、オオコウモリの仲間では珍しく超音波を出してまわりの様子を探ります。上野動物園では東園・夜の森で飼育しています。


ニホンリス

 2014年4月12日初確認 性別不明 6頭

◎見どころ
 子どもどうしで、よくじゃれあって遊んでいます。遊ぶところを見るなら、午前中が良いでしょう。

◎参考情報
 本州・九州・四国の森林に住み、東京都内でも山間部に生息しています。クルミやドングリなどを地面に埋めて貯蔵し、冬でも冬眠はしません。上野動物園では、東園の五重塔近くにある「日本の鳥II」のコーナーで飼育しています。

オグロプレーリードッグ(5/4撮影)
ニホンリス(5/5撮影)


ニホンザル

 2014年4月23日誕生 オス 母親:アヤメ
 2014年4月29日誕生 オス 母親:アブラナ

◎見どころ
 赤ちゃんは生後1ヶ月くらいで、お母さんの胸から離れてよちよち歩きを始めます。でも心配性のお母さんは、赤ちゃんが遠くに行こうとすると後ろ足や尾をつかんで引き戻します。

◎参考情報
 ヒトを除くサルの仲間で最も北に住んでいます。上野動物園のサル山の群れは、世界最北限である青森県下北半島からやってきました。東京都内でも奥多摩などに野生のニホンザルが生息しています。


ブラッザグエノン

 2014年4月29日誕生 性別不明 母親:カゴ

◎見どころ
 2013年生まれのお姉ちゃんマドカは、赤ちゃんに興味津々。1日に何度もお母さんのカゴのところにやってきて、赤ちゃんをのぞきこんでいます。

◎参考情報
 中央アフリカの森林に住むサルで、あごひげのような白い毛が特徴です。果実や木の葉のほか、昆虫なども食べます。生まれたばかりの子供は親と違って、全身金色の毛をしています。上野動物園では東園のサル舎で飼育中です。

ニホンザル(5/10撮影)
ブラッザグエノン(5/16撮影)


ニシローランドゴリラ (2013年生まれです)

 2013年4月24日誕生 メス(名前:モモカ) 母親:モモコ

◎見どころ
 4歳になるお姉さんのコモモがモモカを抱いて一緒に遊んでいることもあります。そんな時、お父さんのハオコが遠くから見守っている姿も見られます。

◎参考情報
 2013年4月、日本で初めて群れのなかで生まれたモモカも1歳になりました。(誕生時の動画
 最近では母親のモモコから離れてひとりで遊ぶことも多くなっています。ゴリラの群れを飼育していた東園ゴリラの森第一運動場は引き続き工事中ですが、5月1日からは9時30分~13時30分に限り、第二運動場でご覧いただいています。

ニシローランドゴリラのモモカとモモコ(母)
(5/1撮影)


(2014年05月22日)



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