先日お知らせしたとおり、多摩動物公園で2014年3月15日にシロオリックスの「ブルーム」が出産しましたが、2週間後の3月29日、「サフラン」が赤ちゃんを産みました。赤ちゃんはメスです。「サクラ」と名づけました。
サフランにとって子育ては2回目。とても落ち着いています。一方、子のサクラは警戒心が強いのか、のんびりしているのか、立ち上がっている姿をなかなか飼育係には見せてくれませんでした。しかし顔つきはしっかりしていますし、部屋をのぞくたびに寝ている場所や頭の向きが変わるので、順調に成長していると見て、母親サフランに任せていました。
ここ数日、母親についてサクラも外に出るようになり、小運動場を走る姿も見られるようになりました。園内の桜の見ごろは今がピークです。お花見を楽しみながら、小さなサクラも探してみてください。
※サフランとサクラの親子はまだ群れには入っておらず、運動場中央付近の「サブパドック」(フェンスで囲われたエリア)内にいます。体調管理の都合上、ご覧になれない場合もありますが、ご了承ください。
写真上:母「サフラン」と子「サクラ」
写真下:子どもは座って身を隠します
〔多摩動物公園北園飼育展示係 友岡梨恵〕
(2014年04月07日)