2014年2月17日、18日、21日、多摩動物公園でニホンコウノトリ3羽(オス2羽、メス1羽)が死亡しました。
多摩動物公園はニホンコウノトリの繁殖に積極的に取り組み、他の施設との個体交換を通じて遺伝的多様性を高め、性比のバランスを考慮した飼育管理をおこなっています。
このたび死亡した3羽のうち、オス1羽は兵庫県のコウノトリの郷公園生まれ、その他のオス1羽とメス1羽は多摩動物公園で生まれた個体でした。
◎死亡日時と死亡個体
2月17日未明 メス 国内血統登録番号471(2012年、多摩動物公園生まれ)
2月18日未明 オス 国内血統登録番号108(1992年、コウノトリの郷公園生まれ)
2月21日未明 オス 国内血統登録番号328(2002年、多摩動物公園生まれ)
◎死因
2月17日と18日に死亡した個体は解剖の結果、死因は胸部打撲と判明しました。ただしその直接原因は不明です。何かに驚いた結果、胸部を打撲したものと推測されます。
2月21日に死亡した個体の死因は窒息でした。大雪の影響により支柱が傾いて網がたわんだ状態だったところへ、何かに驚いて飛び上がり、首を網の中に入れてしまったようです。
(2014年02月20日)
(2014年02月21日追記)
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