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カリフォルニアアシカ「かえ」の出発と「キョウカ」の来園
 └─上野  2014/02/14

 2014年1月27日、上野動物園のカリフォルニアアシカ「かえ」(メス)が浜松市動物園に移動しました。

 「かえ」は、2010年6月に西園のカバ舎で生まれました。仮住まいのため母親が慣れない場所での出産だったので、無事生まれるか?無事育つか?と不安でしたが、とくに問題なく元気いっぱいに過ごしました。
 新施設が完成して西園から東園に移動する際も心配でしたが、無事終了し、その後元気いっぱいに成長を続けました。

 「かえ」は生まれてから変化の多い生活で、そんな環境の影響か、好奇心旺盛な面と警戒心の強い面との両面を持ち合わせた性格です。よく人のことを見ていて、おちょくられて水をかけられたことも数しれません。

 搬出の日に捕獲するため、ホイッスルを使用したトレーニングをおこないましたが、よく反応し全身を触らせるまでになり、物覚えの良い面を見せてくれました。

 そんな「かえ」ですから、新たな環境にもすぐに慣れて元気に過ごしてくれることでしょう。

 上野動物園では、ここしばらくはアシカを送り出すばかりでしたが、今回浜松市動物園から「キョウカ」(メス)が新たに仲間入りしました。アシカの群れに新たなメスを導入するのは9年ぶりのことです。これから上野動物園のアシカたちがどのような群れを作っていくのか楽しみです。

 キョウカは現在検疫中のため、お目見えはしばらく先になります。

写真上:「かえ」の搬出作業
写真下:浜松市動物園から来園した「キョウカ」

〔上野動物園東園飼育展示係 齋藤圭史〕

(2014年02月14日)



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