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さようなら、ライオンの「ラン」
 └─多摩  2013/10/08

 本日2013年10月8日、多摩動物公園で飼育していたライオンのメス「ラン」が死亡しました。年齢は14歳6か月、死因は肝臓腫瘍でした。

 ランは1999年3月19日に多摩動物公園で生まれました。母親は「ウメ」、父親は「ライン」です。2003年11月12日には、「ケン」とのあいだに3頭の子が誕生しました。

 今年の夏ごろから体調をくずしたため、群れに出すのを中止し、静養させながら治療を続けていました。しかし徐々に食欲を失い、ここ1か月以上、ほとんど何も食べずに過ごしてきました。動物園では投薬を含め、治療をおこなってきましたが、残念ながら本日死亡しました。

 群れの他の個体は雌雄を問わず、ランに対して慕うかのように振るまっていました。あらためて、ありがとうの言葉を送ります。

・東京ズーネット記事「ライオンの水浴び」(2010年07月16日)
 ──記事本文より:「ランは足を水につけたときにできる波紋がおもしろいようです。はじめのうちは水に軽く触れる程度なのですが、徐々に激しくなり最終的には水を猫パンチでたたき始めます。ランが繰り出す猫パンチの威力はすさまじく、水しぶきが高く上がります」

(2013年10月08日)




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