多摩動物公園で飼育していたオスのチンパンジー「アラシ」(写真)が死亡しました。
◎死亡したチンパンジー
名前 アラシ
性別 オス
年齢 19歳
1993年12月7日 豊橋総合動植物公園生まれ
2010年4月7日 豊橋総合動植物公園より来園
死亡日 2013年8月7日
死因 水性肺水腫
◎死亡の状況
当園では、チンパンジーのオスのアラシを非公開の施設で飼育し、繁殖に向けて複数のメスたちと順調に飼育してきました。
8月7日休園日の午前10時頃、大放飼場(公開施設)に馴らしながらメスたちとの同居をするために、アラシを大放飼場に初めて放し、その後、これまでペアとなってきたメスのチンパンジーたちを放しました。
10時15分頃、メスたちがアラシを追いかけ、追われたアラシはあやまって水堀(水深約0.7~2m)に落ちてしまいました。メスたちを室内に緊急収容するとともに水堀の排水を開始しましたが、簡単に排水が完了する量ではありません。職員は即座に飛び込んで水中に潜り、アラシの体をつかんで浅い方に引きあげ、心肺蘇生等の治療をおこないましたが、助けることはかなわず、残念ながらアラシは死亡しました。
◎当園での飼育状況
アラシを除くと、21頭(オス6、メス15)です。
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