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スイギュウ「アカギ」が死亡しました
 └─多摩  2013/08/08

 オスのスイギュウ「アカギ」が、2013年8月7日に死亡しました。死因は腹腔内腫瘍でした。

 アカギは、1986年10月20日に多摩動物公園で生まれたスイギュウです。みごとな角をもち、体が大きくいつもゆったり歩き、おだやかで、とても人なつっこいスイギュウでした。

 暑い日にはプールに頭まで潜り、鼻から空気をぶくぶくと出しながら、気持ちよさそうにつかっていました。また、頭や耳の後ろをかいてくれとねだってくることもしばしばで、飼育係お手製の背掻きブラシを2日で壊してしまうほどでした。メスの「ハルナ」とも大変仲がよく、いつもいっしょでした。

 サマースクール動物コース3〜4年生の飼育体験では、動物のえさの食べ方や偶蹄目の脚を説明するときにモデルとしても活躍していました。また、多摩動物公園で夏に実施している「子ども写生画コンクール」でも、多くの作品の取り上げられるほどの人気動物でした。

 26歳という高齢のため、歯にあまり負担がかからないように切り草などを与えていましたが、最近食欲が落ちていました。そこで、青草を増やしたところ、食欲も戻り始めました。8月6日もふだんどおり2頭で仲よくプールにつかり、気持ちよさそうにしていたので、本当に突然の出来事でした。

 オスのスイギュウの最高齢記録である29歳に向け、ふたたび元気になり始めた矢先のことで、非常に残念です。

(2013年08月08日)



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