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トピック水槽に「バラムンディ」登場
 └─葛西  2013/07/26

 葛西臨海水族園東京の海エリアの「トピック水槽」にバラムンディを展示しました。

 バラムンディ(Barramundi)とは、オーストラリアの先住民族アボリジニーの言葉で「大きな鱗の魚」を意味します。東インド洋から西太平洋の熱帯域の沿岸に分布するスズキ目アカメ科の魚です。今回展示したものは全長30センチほどですが、成長すると全長2メートル、体重60キロに達します。

 自然界では魚や甲殻類などを食べており、水族園ではアジやイカの切り身、アマエビのブツ切りなどを与えています。

 おもに河口の汽水域にくらし、塩分の変化にとても強く、海と川を行き来するものもいます。 

 オーストラリア北部では、食用魚として人気があり養殖もおこなわれています。世界の海エリア「オーストラリア北部」水槽で展示しているナーサリーフィッシュの採集で現地を訪れた際に私も食べましたが、淡白な白身でとても美味しい魚です。また、ルアーフィッシングの対象魚としても有名で、世界中から太公望たちがバラムンディとのビッグファイトを求めてやって来ます。

 2013年9月3日までの夏休み期間限定展示ですので、ぜひお早めに見に来てください。

写真:バラムンディの展示水槽

〔葛西臨海水族園飼育展示係 雨宮健太郎〕

(2013年07月26日)



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