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水生物園は繁殖シーズン、カリガネのひながすくすく成長中
 └─井の頭 2013/05/24

 2013年は井の頭自然文化園水生物園で、カリガネが順調に繁殖しています。

 5月10〜15日に、5羽が孵化しました。この5羽の親鳥は、多摩動物公園から今年来園したオスと、当園にもともといたメスです。相性が良かったのか、すぐにペアになりました。この5羽はバックヤードで人工孵化・育雛し、飼育しているため、残念ながらみなさんにごらんいただくことはできません。

 一方、カリガネ舎の左側の展示場では、古株のペアが10個の卵を抱いていました。この卵は自然孵化・育雛のつもりでいたところ、5月18日に4羽のひなが誕生しました。

 人工孵化も、自然孵化も、どちらも25日の孵化日数でした。

 カリガネのひなは、母親に連れ添い元気に育っているところです。母親の後を追い、よく餌を食べ、よく泳ぎ、微笑ましい光景です。まだ孵化して3日くらいしか経っておらず、フワフワの羽で覆われ頼りなげな姿をしていますが、潜水するのには驚きました。成長するのがとても速いので、お早めにかわいい姿をごらんください。

 サカツラガンも5羽孵化し、ほかのカモも卵を産んでいます。かわいらしいひなが次々と誕生することを期待しています。

写真:孵化後4日目のひなたち

〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 横田修〕

(2013年05月24日)



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