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メキシコサラマンダーの展示を始めました
 └─上野  2013/04/05

 上野動物園両生爬虫類館では、2013年3月27日から「メキシコサラマンダー」の展示を始めました。

 「ウーパールーパー」という名でよく知られているメキシコサラマンダーは、その名の通りメキシコシティー近くの湖に生息しています。野生下では、同じ両生類のカエルのように変態はせず、幼生体形のまま成熟し繁殖をします(ネオテニー)。 

「え、ウーパールーパーって黒いの?!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、じつはこの黒い色がメキシコサラマンダーの本来の体色です。

 今回の展示は、以前コンゴツメガエルを展示していた両生類コーナーの一番右端の水槽です。体長20センチ程度まで大きくなるといわれるメキシコサラマンダーですが、現在の体長は約5センチでまだまだ大きくなります。

 外鰓(がいさい)や尾をひらひらとさせながら泳ぐ微笑ましい姿は、この春新生活にくたびれてしまった貴方の心を癒してくれるかもしれません。これからの成長ぶりを、みなさんにぜひ見ていただきたいと思います。

写真上:メキシコサラマンダー
写真下:展示水槽

〔上野動物園両生は虫類館飼育展示係 川崎繭〕

(2013年04月05日)



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