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アオサギの展示スタート
 └─井の頭 2013/01/04

 2012年12月3日、井の頭自然文化園に新しい仲間として、アオサギのオス、メス各1羽が来園しました。検疫を終えて12月14日から水生物園(分園)で展示を始めています。

 現在、水生物園では水鳥の展示を見直しています。市街地の井の頭池に来る身近な鳥を積極的に紹介しようと考えているのです。井の頭池でふつうに観察できる鳥でも、詳しく知っている方はそう多くはありません。当園ではゴイサギを展示していますが、池にいる野生のゴイサギを動物園から逃げ出した個体だと誤解されている方もときどきいらっしゃいます。

 池で見られる鳥の生態や現状をもっと知っていただこうと、身近な鳥の展示の充実に取り組んでおり、アオサギの展示もその一つです。

 アオサギは、井の頭池にもときおり1羽飛来してくるので、見た方がいらっしゃるかもしれません。日本最大のサギで、体長は90センチほど、体重は1.5〜1.8キロあり、ほかのサギ類と一緒に集団繁殖します。産卵は5月ころで3〜5卵産み、孵化は25〜28日です。サギ類はとても警戒心が強く神経質な鳥ですが、今回来園の2羽も徐々に慣れてくると思います。なかなか美しい鳥ですので、ぜひ近くでごらんください。

写真:井の頭池にときおり来るアオサギ

〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 横田修〕

(2013年01月04日)



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