2012年12月17日（月）に２羽のニホンコウノトリが兵庫県立コウノトリの郷公園から来園します。
　井の頭自然文化園では初めての展示となり、動物園中央部の大放飼場「武蔵野ハビタット」でその優美な姿をご覧いただく予定です。

　このコウノトリは２羽ともメスで、繁殖は計画していませんが、この２羽を導入することで、コウノトリの郷公園での新たなペア形成のためのスペースを創出でき、日本全体のコウノトリ増殖計画に寄与することが期待できます。

　かつては日本全国で見ることができたこのニホンコウノトリを、再び野生に戻そうとする活動が関東でも始まろうとしています。都立動物園もこの計画に協力しており、当園でも展示を通して域外保全の重要性をみなさんにお伝えできればと思います。

写真：ニホンコウノトリ（来園する個体とは異なります）

〔井の頭自然文化園飼育展示係長　山本藤生〕

（2012年12月15日）