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アフリカタテガミヤマアラシの来園
 └─井の頭 2012/09/28

 井の頭自然文化園では、2010年9月30日に秋田市大森山動物園から来園したアフリカタテガミヤマアラシのオス「ペロ」を飼育しています。ペロはずっと1頭で過ごしてきましたが、2012年6月23日に東武動物公園からメスの「イロハ」がやってきました。

 イロハは動物病院で2週間ほど検疫を受けた後、7月8日動物舎に移動しました。現在、ペロとイロハを交代で展示しています。タテガミの部分が黒い個体がペロで、茶色い個体がイロハです。

 ヤマアラシは目が小さくあまり視力がよくありません。その代わり嗅覚に優れ、音や振動にも敏感です。ペロとイロハは、同じ部屋や放飼場を交互に使用しているので、お互いのにおいは認識していると思います。そこで、もう少し涼しくなったら網越しにお見合いをして、同居させたいと考えています。

 ペロは2009年9月3日生まれの3歳、イロハは2010年7月6日生まれの2歳と2頭とも若いので、今後うまくペアになり、子どもを産んでほしいと期待しています。

写真上:新登場の「イロハ」
写真下:ハナミズキの実を探す「ペロ」

〔井の頭自然文化園飼育展示係 佐々木真己〕

(2012年09月28日)



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