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子ども動物園、広場で工事中です
 └─上野  2012/09/07

 現在、上野動物園では、再整備計画の一環として、子ども動物園の「なかよし広場」で大がかりな工事を進めています。広場の3分の2、および、今までヤギ、ヒツジ、ニワトリ、アヒルの寝小屋があったエリアを使って3階建ての建物を作り、ここに園内のさまざまな事務所を統合する予定です。 

 建物が完成したら事務所を移転して古い建物を壊し、跡地に新施設を作ります。子ども動物園での工事は、その第一歩というわけです。

 工事のために広場が狭くなったので、不忍池方向にエリアを拡張しました。また、ヤギ、ヒツジ、ニワトリ、アヒルの寝小屋は、広場入口の近くに新規建設中です。 

 広場の真ん中にあったヤギ山も工事の対象区域です。そこでヤギ山の代わりに、広場の出入口近くに丸太を積み上げた山を作りました。ところが、一向に登る気配がありません。夏の猛暑が災いし、日陰のない新ヤギ山には登ってくれないのです。夕方になって涼しくなると、丸太の樹皮をかじりにくるぐらいです。 

 そこで、キャンプで日差しや雨を防ぐために使う大きな布(タープ)を張って、日陰を作ってみました。しばらくは期待する行動が見られませんでしたが、ようやく、ヤギたちも日陰の快適さに気付いたようで、今では丸太の山は人気の場所になっています。

写真:タープで日陰を作った新ヤギ山

〔上野動物園子ども動物園係 高藤彰〕

(2012年09月07日)



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