井の頭自然文化園水生物園(分園)では、水生物館で淡水生物を飼育し、また井の頭池に囲まれた園内でガンカモのなかまやツル、サギ類などを展示しています。
2012年もカリガネやコールダックなどが繁殖していますが、通常ひなは人工飼育場で飼育することが多く、みなさんになかなかその姿をお見せすることができません。
そこでなんとか孵化直後から、ひなをお見せしたいと考え、カルガモやマガモに頑張ってもらうことにしました。
最初にカルガモが展示場で3羽自然繁殖し、親子が一緒にいるようすを見ていただくことができました。しかし悪天候の日の夜間に、ひな3羽すべて死亡してしまいました。どうやら親に抱かれずに寒さで死んでしまったようです。
次に、6月14日マガモのひなが3羽誕生しました。今回は、母親やサポートするほかのメスなどに守られて無事に育っています。池を泳いでいる姿や、餌を一生懸命食べている姿をごらんになれるかと思います。ひなが大きくなる前に、お早めにごらんください。
写真:マガモのひな
〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 横田修〕
(2012年06月29日)
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