ニュース
今年生まれのアカゲザルに名前がつきました
 └─井の頭 2010/11/19

 井の頭自然文化園で2010年5月から6月にかけて生まれた4頭のアカゲザルの子どもに名前がつきました。サル山の子ザルの名前は、毎年テーマを決めて命名します。また、母ザルの名前の中から1文字をとって、子ザルの名前の頭文字にするので、兄弟・姉妹の名前は、すべて同じ頭文字から始まることになります。
 メスの場合は、将来出産したときに子どもに1文字を与えなければいけないので、これまでに使われていない文字が入るように、名前を考えなくてはいけません。

 今年の名前のテーマは「山」です。多くの方にしられている山の名前を選びました。

母ザル    子ザル           誕生日
ゴブゴブ → オス:フジ(富士)     2010年5月22日
       オス:ブコウ(武甲)    2010年5月22日
オイヌキ → メス:キリガミネ(霧ヶ峰) 2010年6月11日
ラップ  → メス:ツクバ(筑波)    2010年6月29日

 さて、最近の4頭の子ザルたちは、母ザルから離れて子ザルだけで遊ぶようになってきました。また、おとなのサルの周りをチョロチョロして「邪魔だぞ」と怒られているような光景も見られ、サル山でのルールを勉強しながら元気に成長中です。ときどき母ザルから離れることがあるものの、1歳くらいまではほとんど母ザルのそばにいます。お腹や背中にくっついている姿も見ることができます。

 ご来園の際には、親子のサルだけでなく、サルどうしの関係にも目をむけてみてください。

写真:母親ゴブゴブに抱かれる双子のフジとブコウ

〔井の頭自然文化園飼育展示係 齋藤美和〕

(2010年11月19日)



ページトップへ