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ニホンコウノトリ、今年も誕生!
 └─多摩  2010/04/22

 多摩動物公園のニホンコウノトリが今年も誕生しました! 2010年3月6日~13日、メスの「黄赤」が4卵を産卵。父親は「橙橙」です(「黄赤」「橙橙」は足環の色による呼称[愛称])。1卵は地面に産んでしまったため孵卵器へ移しましたが、中止卵となってしまいました。他の3卵は雌雄交代で抱卵していたため様子を見守っていたところ、4月9日に2羽が孵化しているのを確認しました。残りの1卵は無精卵でした。性別はまだわかりません。2羽とも順調にそだっています。

 多摩動物公園では、1988年に日本で初めて飼育下でのニホンコウノトリ繁殖に成功。以来、毎年繁殖を続けています。すでに 160羽を超えるひなが孵化しており、各地の飼育施設にも個体を提供しています。

 現在、多摩動物公園のニホンコウノトリは、オス26羽、メス26羽、そして今回の2羽で計54羽。日本国内では、2009年末のデータによると、14の施設で、オス92羽、メス88羽、計180羽が飼育されています。

・東京ズーネットBB「ニホンコウノトリ」(2004年3月撮影)

・東京ズーネットBB「よみがえる野生の翼」(どうぶつえんシアターVol.03)

(2010年04月22日)



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