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アカゲザルの赤ちゃんの名前が決まりました
 └─井の頭 2009/02/28

 井の頭自然文化園のサル山では、昨年(2008年)5月から10月にかけて10頭の赤ちゃんが生まれました。残念ながら、そのうち3頭が死んでしまい、現在7頭の子が元気に育っています。

 じつは、井の頭のアカゲザルも、上野動物園のニホンザルと同様、名前をつけて個体識別しています。その名前をつける際の「ルール」も上野動物園と同じく、毎年異なるテーマを決めています。

 今回のテーマは、昨年中国で開催された北京オリンピックにちなみ、「中国の地名」です。

 また、母親の名前の1文字をとって赤ちゃんの名前の頭文字にする、という約束になっています。たとえば、母親が「マラソン」の場合、「ソ」をとって子は「ソシュウ」という具合です。

 こうして決まった2008年生まれの赤ちゃんの名前は以下のとおりです。

(母親)     (赤ちゃん)

ンシング  → エレンホト(メス、2008年5月27日生)
オレンペコー → シセン  (メス、2008年6月2日生)
オイヌ    → ギョクリン(メス、2008年6月14日生)
マラン    → ソシュウ (メス、2008年6月17日生)
マサラィー  → テンシン (オス、2008年6月24日生)
タイアタマ  → ラクヨウ (オス、2008年7月29日生)
ゴブ    → フッケン (メス、2008年10月5日生)

 なお、メスの赤ちゃんの場合、将来子どもを産んだとき、子どもにどの1字を与えるか、あらかじめ決めておきます。上記5頭のメスの赤ちゃんについては、エレンホトは「ト」、シセンは「セ」、ギョクリンは「ヨ」、ソシュウは「ユ」、フッケンは「ケ」です。

 さて、知っている地名はありましたか? サル山には、名前の紹介とともに、各地名を地図に示したパネルも掲示しました。中国の地名のついた子ザルたち、最近はよく親から離れて遊ぶようになりました。かわいい子ザルを見にぜひ井の頭自然文化園へおこしください。

〔井の頭自然文化園飼育展示係 森久保秀〕

(2009年02月28日)



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