催し物
[日印交流年]ゾウにえさプレゼント
 └─上野  2008/03/19

 昨年(2007年)、日印文化協定が締結されて50年を迎えました。これを記念して、日本とインド両国は、2007年1月から2008年3月までを「日印交流年」と定め、さまざまな事業をおこなってきました。この間、日本ではインド文化協議会と駐日インド大使館によって「インド祭」が実施されています(インドでは「日本祭」がおこなわれています)。

 このたび上野動物園では、インド祭の一環として、アジアゾウにえさの記念プレゼントをおこなうことになりました。財団法人日印協会の協力を得て実施します。

日時 2008年3月25日(火)午前10時45分から約10分

場所 上野動物園東園「ゾウのすむ森」放飼場前

内容
 ・園長による挨拶とゾウの話
 ・サンジャ・バッタチャリア駐日インド公使と
  財団法人日印協会の森喜朗会長からえさのプレゼント

 アジアゾウは、日本とインドの架け橋として象徴的な存在です。上野動物園では、アジアゾウを通じてインドと友好関係を築いてきました。1924年に来園したアジアゾウ「ジョン」(オス)と「トンキー」(メス)は、財団法人日印協会をつうじて購入した個体です。

 戦後、東京の子どもたちが当時のネルー・インド首相に「ゾウをください」と手紙を出し、その結果、1949年、平和の象徴として、アジアゾウ「インディラ」(メス)の寄贈を受けました。

 現在上野動物園で飼育しているアジアゾウ4頭のうち、3頭がインドから贈られた個体です。1984年に「アーシャー」(31歳)と「ダヤー」(31歳)、1991年に「スーリヤ」(14歳)が来園。2002年にタイから送られた「ウタイ」(10歳)とともに、元気にくらしています(このほか上野には、タイから贈られたオスの「アティ」[11歳]がいます)。

※財団法人日印協会について

 今回ご協力をいただく財団法人日印協会は、日本とインドの交流と友好親善のため、1903年に設立されました。えさのプレゼントと同じ2008年3月25日には、日印協会所蔵の「火神像」が東京国立博物館に寄託されます。この火神像は、太陽神スーリヤとつながりのある像。上野の山には、象と像の「スーリヤ」がそろうことになります。

外務省「日印交流年」事業について

日印協会

(2008年03月19日)



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