催し物
3/12-12/28 資料館特設展示「御殿山鹿倶楽部──シカを知る」開催
 └─井の頭 2013/02/28

 日本人は昔からシカと深い関わりを持ってくらしていました。その関係性は、狩猟対象であったり、霊的な力を持つ動物として尊崇対象であったり、さらには作物を荒らす害獣であったりと、相反する側面を持っていました。現代でも、シカによる食害が日本各地で深刻な問題となっている一方で、シカといえばせんべいを食べる奈良のシカやかわいいバンビを思い浮かべる人も多いようです。

 特設展示「御殿山鹿倶楽部──シカを知る」では、様々な側面からシカと人の関係をとらえるとともに、動物としてのシカについても紹介し、人とシカについて考えます。

 「御殿山鹿倶楽部」というタイトルは、江戸時代に将軍家の鷹狩りや、槍や鉄砲による狩猟の地となっていた井の頭池周辺で、1625年に三代将軍徳川家光が独力でシカ4頭をしとめたという記録にちなんでつけました。この周辺を御殿山と呼ぶのは家光が狩りに訪れた際の休憩所として御殿を設けたことに由来しています。

期間 2013年3月12日(火)〜12月28日(土)

場所 井の頭自然文化園 動物園(本園) 資料館1階

写真:ヤクシカ

(2013年02月28日)



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